腰痛と車の運転|長時間の運転業務

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運転と股関節転位

車の運転をすると、首や肩のこり、腰痛、息苦しさやその他諸々の症状がでたりするので乗りたくない、なぜ、車の運転をするとこうも体調が悪くなるんだろうと不思議に思っていらっしゃる方は、多いのではないでしょうか?

その答えは、“股関節転位(角度の異常)”です。

股関節が正しい位置からずれることを股関節転位というのですが、股関節転位が起きると、脚長差(左右足の長さの差)がそれまでより生じるので、体のゆがみがひどくなります。

車の運転中は、股関節の角度にかなり気をつけていないと、この股関節転位を強く引き起こすのです。何故でしょうか?

運転業務を続けられる中で、右の腰に痛みが走り、肩、腰の痛みが悪化してハンズオブライトにいらしたT・S様のケースを例にとらせて頂き、詳しく、ご説明したいと思います。

長時間の運転業務により右の腰に痛みが走る

T・S様 40代 東村山市在住

4〜5ヶ月前、T・Sさんは運転と重い物を持つ作業の繰り返しにより、右の腰に痛みが走りました。その時、首も痛くなり右肩こりが酷くなりました。
腰の痛みがどんどん悪化して運転業務を続けることができなくなり、お知り合いのご紹介でこちらにいらした時には、仕事を1週間程休まれていて、数日後、お仕事に復帰しなくてはいけないということで大変困り疲れ果ててらしたのです。

仕事時は、連続して18時間も運転業務に従事されるということでした。

車の運転時は、股関節が角度異常を起こしている

狭い運転座席に身を沈め、全神経を運転に集中する時、人の体は、より安定した体勢を求めます。しかし、最低限しか体の自由が利かず足場も決まっているような状況下では、支えとするものが十分にありません。そこで、無意識に、ある体勢をとります。それは、“短い足の側に体をねじる”、というものです。

それは、ふいにひねる腰の角度や、片側の手足だけに妙に力の入った状態として表れるのですが、無意識にとるこの体勢は、大元では股関節転位から派生しており、長時間固定されるため、非常に体に効いてきます。つまり、血行が悪くなり、たちまち、いつもの部位にコリや症状が現れるのを感じ、体勢を変えるべく、逆側に体をねじるのですが、すぐに元の体勢に治まります。長い足の側に体を捻った時、それを支える筋肉群が無いからです。そして、いつものように短い足の側に腰をひねり、重心をかけ体をねじる。

人は短い足の内側に力を入れて運転する

実を言うと、人が短い足の側に身を捻るのは運転時だけではありません。立っている時、歩いている時、座っている時、無意識時にはいつでも、短い足側に重心をかけてその側に微妙に身を捻っています。

それは、短い足の側の股関節は長い足側の股関節より内側に向いていて、仮性短縮(足が短くなる事)を起こしているため、骨盤が後ろに引く形になり上半身がその側に向くのです。その傾向は寝ているときも変わりません。常に、短い足側に重心をかけているため、左右非対称に偏った筋肉が発育していて、偏った姿勢、動作に陥ってしまうのです。

そして車の運転というのは特に、生命にも関わり緊張感を維持する中で、体をねじると、人の体はあたかも、そこに中心があるかのように軸を捻出し支えとすることができるんですね。

ブレーキを踏む時、カーブを曲がる時、緊張感を保とうとして身を起こす時、この股関節転位はひそかに深く進行して脚長差を生み、骨盤から全身にゆがみが派生し、症状が起きてきます。

股関節矯正で全ての症状が消失

以下は、T・Sさんがはじめてハンズオブライトにいらした時抱えていらした症状です。

腰痛(ぎっくり腰手前)、肩こり、首の痛み

この症状は、左足が長く、股関節転位により左骨盤が7~8センチ以上も高くなったことに伴う歪みからもたらされたものです。

初回矯正後の状態

長い方の左足を内旋・内転、短い右足を外旋・外転する矯正をして骨盤の高低差7~8センチ→4~5センチと約半分に縮まりました。

2回目、3回目矯正時の状態

2回目いらした時、肩こりと首の痛みを感じなくなったと仰られ、3回目いらした時には、それに加えて腰痛も消えていると仰るのですが、これは私の予想を超えていました。というのは、お仕事は18時間以上連続して運転をしなくてはならず、運転される中で体がいくらか戻ってしまうと予測していたからです。

けれど、T・Sさんは矯正動作を一回目で完全に覚えられたご様子で、それを守り抜いて運転されていたのです。かなり突き詰めて矯正動作を実行されていたらしく、そのお話をくわしく伺っていて、お仕事の最中でのここまでのご努力に、思わず驚嘆してしまいました。

こういったご本人の努力があり、これ以上はないと言う悪条件の中でも、前の角度に戻らなかったのだと納得しました。3回目いらした時には、別人のようにリラックスされていて、リフレクソロジーも受けて、身体が暖かくなったと喜ばれて帰って行かれました。

このように、どのような条件の中であっても、事態を好転させる、むしろ体を整えることすらできるのが矯正動作です。矯正動作は、それが正しいと知っていればこそ、意識的に守り抜くこともできるものだと思います。


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