左股関節が打撲により亜脱臼した方の整復例になります。
前方脱臼という外側への亜脱臼でしたが、この方はもともと左足が長く、両股関節が外側に転位〔移動〕していて、腰を強く打ちつけたとき、左股関節が更に外側に転位、そして、亜脱臼したのです。
つまり、脚長差が増し、左足がそれまでより更に長くなりました。
はじめていらした時は脚長差が4~5cm出ていましたが、9回の施術後は0cmとなり、完全に整復され、股関節痛も消失、左足が長い体質〔胃腸の機能低下・便秘〕も改善されました。
更に、О脚と猫背が改善され、姿勢、スタイルが良くなり、ご家族の方も大変喜ばれています。
打撲による亜脱臼(前方脱臼)で左脚が長くなる
初回矯正、脚長差4~5センチ
H・Iさん 40代 東村山市在住
2日前に、ワックスの効いた床で足を滑らせて転倒、左の腰を強く打ち付け、その夜、腰を下ろして膝を曲げたとき、左足の膝が右膝より4~5センチ程高くなっていることに気付かれたH・Iさん。
左の内股関節に打撲時の痛みが残り、亜脱臼した左足に重心をかけることができなくなり、歩く事も困難を極め、身動きのとれない状態でいらっしゃいました。
仰向けに寝た状態では、両方の踵(かかと)をくっつけると、足のつま先が左右に扇のように開いていて、足の外側が床に着きそうなくらいになっていました。
もともと、両股関節が過度に外旋した左足の長いO脚で、打撲により、左股関節が、更に前方脱臼した状態です。
痛みがあり、外側に大きくずれてしまった左の股関節を内側に整復させる施術を行い、帰る時には、左足に重心をある程度かけられるようになりました。
3回目、脚長差がなくなる
4~5センチほどあった両足の長短差がなくなり、左右足の長さがほぼ揃いました。年末の大掃除も矯正動作をきっちりと守った上で、ある程度行えるまでになりました。
9回目、О脚も快善される
以後、ひと月の間に、週2回の施術矯正をしました。
立ち方にも安定感が出てきて、左股関節の痛みも回を追う毎に回復、現在は、股関節の痛みが完全に消えています。
昨日、広いショッピングモールを半日ほど歩き回ったあとも、まったく痛まなかったということです。
寝たとき、両足のつま先は上を向いています。両膝の間に拳ひとつ入るほどO脚で開いていたのですが、かなり改善されています。
また、矯正前よりもウエストにくびれがでてきました。骨盤の角度が変わったためです。また、便秘が改善されて、今では毎日のように便通があるようになりました。リフレクソロジーの効果もあるでしょうが、左足が長い体質が快善できたためです。
亜脱臼と股関節転位
亜脱臼した足を治してください、という緊迫した状況の方に、左右足のバランスを整える、という視点からの説明は、なかなか分かり辛かったと思いますが、左右どちらかの足が亜脱臼していれば、もう片側の足は必ず、股関節転位〔角度異常〕を引き起こしています。
脚長差は、両股関節のバランスが生み出しているものであって、亜脱臼を起こした足だけが、勝手に長くなっているのではないのですね。
股関節の亜脱臼は、左右足の長短を正確に見て、バランスを整えながら矯正することで、よりしっかりと整復されるのです。
股関節矯正 >股関節矯正についてご案内しています。 |
股関節6タイプ >6タイプの股関節の特徴について説明しています。 |
脚長差チェック >
あなたが、股関節6タイプのどこに当てはまるのか推測します。 |