脊柱側弯症/単純系の股関節 1

≪単純系の股関節≫

‘脚長差’の生じる根本には、64種類という股関節の型のバリエーションがあります。

その中に単純系という一番基本的なタイプがあります。

どちらかの股関節が内旋(内に捻れる)すると、もう片方の股関節は外旋(外にねじれる)するという、股関節の原則そのままの単純な型です。

両股関節がこのように転位すると、骨盤もそのまま一方向へと捻れていきます。

ですから単純系の人の場合、脚長差が増大すると共に、身体の歪みが左右のアンバランスという方向にどこまでも凝縮されていくことが大きな特徴です。

矯正の効果が劇的に現れやすいのがこのタイプで、股関節転位に単純系の要素が入っていると、施術中、驚きと興奮に包まれることがしばしばあります。

≪脊柱側弯症≫  

脊柱側弯症の20才の会社員の方 脚長差4センチ強。

この方の場合、骨盤に手を当てると左右の差異が、優に4センチを超えていました。
左の骨盤と右の骨盤の高さがまったく違っているので、骨盤に対して垂直であるべき脊柱が、腰では右に弯曲し、そのままでは倒れてしまうので、総体的なバランスをとるために胸の当たりで今度は左に湾曲し・・・・と、

典型的な左脚が長い人の説明をする時に使われる磯谷式力学療法用図の絵そのものの、脊柱の左への弯曲を描いていました。

骨盤ごと上半身が右を向いて、当然短い方の右足に重心をかけて立っていました。

         脊柱側湾症と脚長差

脊柱側弯症の人のレントゲン写真を見ると、骨盤が左右に大きく歪んでいます。
本来、脊柱は骨盤に対して垂直についていますから、脚長差が生じて骨盤が前後左右に傾くことで、側弯、後弯(猫背)、前弯(反背)といった脊柱の弯曲が起きてきます。
軽度(30°未満)の側弯であれ、高度(50°以上)の側弯であれ、その根本に脚長差ひいては股関節の転位というものが必ずあります。
病院で側弯症と診断されなくても、脚長差(股関節転位)があれば側弯といった状態が必ずありますし、側弯していると同時に、後弯(猫背)もしくは前弯もしているわけです。
弯曲度の度合いにより病名がついたり症状の程度が決められる脊柱側弯症は、脚長差の増減により進行し、また改善して行きます。

この方の場合は、一回の矯正で4センチ以上あった脚長差がほぼ揃ったので、立ち上がった時には、側弯・後弯(猫背)共に大幅に矯正され、見ている方角がまるで変わっているかのような印象を持ちました。
顔と身体が前を向き、頭蓋骨が矯正されたことにより、左右目の位置、大きさ等ほぼ揃っていました。
ご本人は、ああ〜!という感じで気になっていた状態が、今にも解消されそうな勢いに動揺されていました。

脚長差4センチ強と側弯症、初回の矯正でほぼ完治・・・
と私も少し動揺しながら、身体のラインが別人のように変わってしまった背中を見送りました。

お教えしたスクワットを毎日実行されて、3回目の矯正後、脚長差が揃い、背骨の側弯・後弯(猫背)は当然のごとく、見事なまでに解消されました。

※年齢的に若く、非常に矯正されやすかった例です。

http://www.handsoflight.jp

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