臼蓋形成不全の臀部痛から坐骨神経痛~足の前側への痛み)が遠隔矯正一回目で解消

目次

概要

臼蓋形成不全症の方の遠隔での矯正例です。
ご症状、臀部痛~坐骨神経痛~足の前側への痛みが、股関節の遠隔矯正一回目以降に見事に解消されました。

ご自身でも、矯正スクワットを一日5セット(15回)位行った結果となりますが、臼蓋形成不全症であることに加え、長い脚側に出ているご症状と、施術でも時間のかかるケースが、遠隔での矯正でこのように短期間で解消されました。

脚長差診断で判明

長い方の左脚に出た殆どすべての症状

M・Nさん 30代 埼玉県在住

M・N様は、臼蓋形成不全の左の股関節に慢性的な痛みを抱え、臀部痛~坐骨神経痛~足の前側への痛みと症状がすべて左側に出ていて、整形外科でもらった痛み止めの薬を毎日飲まれています。

送って頂いた写真からは、左脚が長い場合の特徴と右脚が長い場合の特徴とが混在していて、このような場合、股関節の転位は複雑で重症化していて、やはり、臼蓋形成不全の方には多くて重症化しやすい、両股関節が共に内旋しているタイプ・・・どちらも外に開きません。

それでも、左股関節がやや外に開きやすく、臼蓋から股関節の骨頭が出た分だけ仮性延長した左脚が長くなっているので、やはり、『歩いてください』と言ったら、無意識に左脚が長い場合の右脚重心・右回りをされています。

更に、片足ずついくつかのスクワットをしていただいて左右の股関節の動きを見たところ左脚の長い両股関節内旋・内転という確信を持ちました。

という事は、長い方の脚の側にすべての症状が出ている事になります。

脚長差回答式チェック

股関節痛ははじめ、短い方の脚からでる事が多い

大抵、股関節痛をはじめとして症状は短いほうの足から痛みがでやすく、その場合、脚長差を矯正すれば痛みは緩和するのですが、長い脚側に出た痛みをとるのは通常はその数倍時間がかかります。特に、両股関節共の内旋、外旋の場合には、脚長差を揃えつつ長い方の左股関節もある程度開かなければ痛みはとれないことが多いです。

又、M・Nさんの場合、痛みが強く慢性的となっていて薬を飲んでいる位で、臼蓋形成不全の股関節ということも考えると、条件的には、施術においても結果を出すのに時間が最もかかってくるケースです。

脚長差を揃えつつ、上手に左股関節も開いていく必要があります。3回の遠隔整体期間中に果たして、股関節の痛みまで軽減さすことができるでしょうか?  その後の結果はこちらをご覧ください。

臼蓋形成不全の左脚側に出た重症化した股関節痛が遠隔整体期間中に4割にまで快善

遠隔矯正1回目

数ヶ月前に、左脚に痛みを抱え整体に行かれたところ、左脚を外に開かれて股関節痛が酷くなり臀部痛から坐骨神経痛~足の前側への痛みがでていました。

これは、右股関節より相対的に外旋している左股関節を開いたために脚長差が増大して痛みが出たと思われます。

しかし、右脚を外旋させるスクワットをはじめに数回やっていただくと、少し全体的に楽になられたような感じで、左臀部から太もも後ろ、前側の痛み、坐骨神経痛が『今はないようです』と言われました。

しかし案の定、あまり脚長差を縮めますと左股関節が内に引っ張られ痛みがでますので、脚長差をそろえつつ両股関節共に開くスクワットをお教えして、しばらく実践していただく事にしました。

遠隔矯正2回目

疑問解消の為に、右脚を開き痛みを復活させる

遠隔矯正二回目になります。

遠隔一回目以降、臀部痛から坐骨神経痛~足の前側への痛みは出ていないという事ですが、左股関節の痛みがなかなかなくならないという事で、満足よりは不安感が募っているご様子です。

というのも、整形外科で撮ったレントゲン写真を送っていただいたのですが、右の骨盤が高くなっています。胸部上部が写っていないのですが脊柱は左脚が長い場合の左側への側わんを描いているようです。

最初に頂いた写真でも確認できた状態がそのまま写っていますが、M・Nさんが仰るには、『改めて見て、左股関節の方が中に入り込んでいるような感じがする、症状は改善されているが、本当は右脚が長いのでは?』と不安に駆られているようです。

仮にM・Nさんが言うように右脚が長いならば、これまで行ってきたスクワットは脚長差を増長させ股関節にも身体にも破壊的に作用しますので、今頃歩けなくなっているはずです。

しかし疑問を解消したいので、右脚が長い場合に行うスクワットをして確かめてみる事にしました。但し、これは数ヶ月前に整体でされて痛みがでた時と同じことをしているのです。

疑問一発解消! やはり、左脚が長かった

スクワット一回目は、股関節が思い切り開かれた感じ、2回目は・・・やはり、痛みがでそうになって『これ以上開きたくない、やはり左脚が長いんだ!』と、心底納得されたようです。

少し前の状態に戻ってしまいましたが、左股関節はどのみち開かなければなりませんし、何よりも左脚が長いとご自身の体で悟ることは重要です。

矯正スクワットで如何様にも股関節を矯正することはできるのです。このようなことが分かってくると、気持に余裕がでてきますね。

遠隔矯正3回で左股関節の痛みをある程度取ることは、難しくなって来ましたが・・・、このような事をしても、臀部痛から坐骨神経痛~足の前側への痛みは復活しなかったという事です。

下のリンクは、同じ臼蓋形成不全でも矯正のしやすい転位タイプの遠隔による快善例になりますので是非お読みください。

〔遠隔矯正の記録〕臼蓋形成不全の方の靴の補高1,5→0,5cmへ   

目次