臼蓋回転骨切術を受けられた方の遠隔矯正での快善例

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概要

僅かな距離も歩けない状態という臼蓋形成不全の方の遠隔での矯正例です。

矯正前の写真を見て頂ければ分かりますが、身体左右の不釣り合いや内旋の度合いが甚だしく、股関節に体重を乗せて矯正スクワットを行ったりやり方のコツをつかむのに最初、時間を要した為、全体を通してスクワットの回数をあまりこなされることができませんでした。

しかし、全体的な骨格や左右のバランスなど、明らかな変化があり、又、最後に、股関節の痛みの改善も僅かながら確かに感じ始めていると言う事です。

手術(RAO)していない長い脚側の股関節痛で歩行困難に

Y・I様 50代 長野県在住

両側臼蓋形成不全症で、23歳の時、左のみ臼蓋回転骨切術〔RAO〕を受けられています。

手術してから現在に至るまで左股関節に痛みはなく、手術をしていない右の股関節の痛みが酷くなっていき、今では僅かな距離も歩けなくなっている状態です。

写真では、左の骨盤が高く左脚が長いようにも見えるのですが、これは実は右脚が長いのです。右脚が長いので、先に痛みの出る短い方の左股関節のみ臼蓋回転骨切術を受けられたわけです。       

遠隔での観察でも、両股関節共に極度に内旋し、左股関節がより内旋しています。
『右脚が長いですね。』と言いますと、ご本人の理解もそうだったようです。

長い脚側にでたご症状は、短い脚側に出た症状より改善されるのに時間がかかります。

脚長差回答式チェック

2回目の遠隔矯正後、肩のラインが揃う

初回と2回目の矯正では、脚長差を出来る限り縮める為、左股関節の矯正を行ったので、右股関節痛に快善は見られませんが、2回目の矯正後撮影された写真では、このように明らかに肩のラインが揃い上半身の歪みが快善されています。alt=””

3回目の遠隔矯正時、一時的に痛みが快善

お教えしたスクワットは一日2,3セットを毎日ではなく続けられている感じ、まだまだスクワットを効果的にできずこれという感覚がつかめないようで、何度もメールで熱心に質問をされました。

左右のバランスが良くなっている自覚はあるのですが、右股関節の痛みに変化がなく、少し不安そうなご様子でしたが、自己スクワットで脚長差が縮んで来ているので、ようやく問題の右股関節をある程度矯正できるようになっているのです。

言うとおりにスクワットをやって頂いた後歩いてもらうと、痛みがだいぶ快善された感覚があり、歩きやすくなり階段の上り下りも楽になられたという事です。

しかし、臼蓋形成不全の股関節はまだまだ戻りやすく、少し椅子に座ってお話されていただけで痛み復活(座ると股関節は内旋します)。しかし、その後撮った写真です。ZOOM画面を私が撮ったのでぼやけていますが、

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3回目の矯正で、ようやく、矯正スクワットの感覚もつかめたご様子です。慢性的な痛みに消耗され、まだまだ気力は十分に伴わないとは思いますが、少しずつ着実に脚長差を縮めていけば必ず、快善されるはずです。

3回目の遠隔矯正後、股関節の痛みが緩和

3回目の矯正後、頂いたメールでは、嬉しい事に症状が少しずつ快善されているようです。

内側の痛みが少し緩和され、多少歩行の距離が伸びたように感じます。徐々に慣らしながら続けていきたいと思います。
おっしゃる通りゆっくりやっていきます。

ご連絡をありがとうございます。次の矯正での変化がとても楽しみです。

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